Quantcast
Channel: ペット保険一括比較
Viewing all articles
Browse latest Browse all 77

犬の鼻水は注意した方がいい?犬の鼻水の原因と対策

$
0
0

犬は鼻がしっとりと濡れているので、鼻水と区別が難しい場合があります。犬は自分の鼻をよく舐める動物で少量の鼻水であれば自分で舐め取ってしまっていることもあり、愛犬が鼻水を垂らしていることに気付かないことも多いです。鼻水が多量に出ている場合は何らかの病気を抱えている場合があります。特に透明ではなく黄色や鼻水に血液が混ざっているような鼻水は注意する必要があります。

犬の鼻水の原因と病気について

一般的に鼻から吸い込まれた空気は鼻腔内で温度が調節され、細かいゴミやホコリなどを除去し肺に送られます。吸い込んだ空気と一緒に体の中に入ってこようとする異物を洗い流す役割として出るのが鼻水です。

生理現象として出る鼻水

鼻から入った細かいゴミやホコリを体から出す役割として鼻水が出ている場合は、生理現象の範囲内で問題ないでしょう。犬は自分の鼻をよく舐めるので自分自身で舐め取ってしまい鼻水が出ていることに気付かないことも多いと思います。

また、犬も寒さで鼻水を垂らします。人間と同じように冷たい空気を吸い込んだときには、鼻で冷たい空気を温めてから体内に送るため鼻腔内の分泌腺や血流が活発化することで鼻水がでます。

どんな鼻水?

生理的な現象で出る鼻水は、透明でさらっとした液体です。

体調異常として出る鼻水

どんな鼻水?

大量に鼻水を流している場合、黄色い鼻水鼻水が赤かったり、ピンクがかっている場合は鼻水に血液が混ざっていることが考えられます。生理現象として出ている鼻水とは異なり体に異常を抱えている可能性があります。

ケンネルコフ

症状膿のある鼻水、咳、くしゃみ、発熱、目ヤニ

原因ウイルス、細菌などによる感染

ケンネルコフは鼻水やくしゃみ、咳、目ヤニなどの症状が出る非常に感染力が強い「犬カゼ」と呼ばれる感染症です。ウイルスや細菌などが原因で発症します。すぐに治療を開始すれば1週間程度で完治しますが、犬同士で感染が広がりやすい病気です。ただし、人に移ることはありません。

ケンネルコフは、免疫力や抵抗力が低い生後6週~6カ月齢の子犬が発症しやすいと言われています。また、免疫力が落ちてきている老犬も注意が必要です。

ケンネルコフは犬の混合ワクチン接種による予防が有効です。

ワクチン接種で予防が可能な疾病はペット保険の補償対象外です。予防接種をせずにケンネルコフによる治療でかかった医療費はペット保険に加入していても補償されない可能性が高いです。

鼻炎

症状鼻水、くしゃみ、呼吸音の変化

原因アレルギー、ウイルス・細菌・真菌による感染、異物の吸引、鼻腔内の腫瘍・口腔内の疾患など

鼻炎は鼻腔内の粘膜に炎症が起きている状態です。原因はアレルギーやウイルスなどによる感染などがあります。アレルギーは、花粉やハウスダスト、イエダニ等によるアレルギー性鼻炎で鼻水やくしゃみが出る犬もおり、犬も人のように花粉などによるアレルギーで同じような症状が出ることがあります。

ウイルスが原因となる場合はケンネルコフであったりワクチンで予防できる感染症もあるため年に1回のワクチン接種を忘れずに行うことで予防できます。

殺虫剤などの薬品や有毒ガスを吸い込んでしまったなど異物の吸引や鼻腔・口腔内に異常が発生していることで二次症状として鼻炎を発症していることもあります。

なかなか鼻炎の症状が治まらない場合は、時間の経過とともに症状が悪化していくことも考えられるため早めに獣医師に相談しましょう。鼻炎も放置しておくと蓄膿症になる可能性があります。蓄膿症は治りにくいので早めの対処が必要です。

鼻腔内腫瘍

症状鼻水、鼻血、鼻づまり、いびき、くしゃみ

原因鼻腔内に腫瘍ができる原因は、はっきりと分かっていません。しかし、タバコの副流煙で発生率が高くなる可能性があると言われています。

鼻腔内に腫瘍ができることはそれほど多くありませんが、腫瘍ができた時には悪性の腫瘍であることが多いです。鼻腔内にできた悪性の腫瘍は発見が難しい場所ですが、進行が早いため早期発見・早期治療が重要になります。

進行していくと、顔の変形や眼球の突出、口内異常などの症状を発症していきます。場所的に外科手術が難しいとされており、進行が速いため治療が難しい場所の腫瘍です。

肺水腫

症状泡のような鼻水、鼻血、呼吸が苦しい、口や目の粘膜が白っぽくなる(チアノーゼ)

原因病原体が肺に感染する事で肺が炎症を起こす病気

肺水腫とは、肺の中に水が溜まり肺胞や気管支などに機能不全が起きる病気です。心臓病や肺炎などが原因で発症することが多いです。空気が混じった泡のような鼻水が出ます。肺に水が溜まっているので呼吸が苦しくなり、最悪の場合は呼吸困難で死に至ることもある病気です。早期に動物病院で治療を受ける必要があります。

歯周病

症状歯茎のぐらつき、歯が抜ける、口臭、歯茎の腫れ、出血、くしゃみ、鼻水、鼻血、歯痛

原因歯垢の中の細菌が歯肉炎を引き起こし歯周病へと進行する

犬の口腔内は歯周病になりやすい環境のため、犬にも歯磨きなどのデンタルケアが必要です。しかしながら、歯周病になってしまう犬は多く、3歳以上の犬の約80%が既に歯周病をはじめとする何らかの歯の病気を患っているのではないか、と言われているほどです。

歯周病は歯垢の中の細菌が原因で歯や歯茎に炎症が起こる病気です。老犬では、歯周病の感染が鼻まで波及して鼻炎を起こすことがあります。膿がまざったネバネバとした鼻水を出している時には鼻が炎症しているからかもしれません。歯周病は感染が鼻にまで波及していくことがあるだけでなく、顎の骨に影響を与え骨折することもあります。

歯周病は痛みを伴うため食欲も減退し犬にとって苦痛とストレスの大きい病であるため、飼い主によるデンタルケアは重要です。

犬の鼻の症状(鼻水など)で口が原因の病気は歯周病であることが多いです。

犬が鼻水を垂らしている時の対処法

犬が鼻水を垂らす原因は生理現象的なものから体に異常がある場合までさまざまです。何が原因で鼻水が出ているのかによって対応や治療も異なってきます。まずは、原因を突き止める事が必要ですが、飼い主には生理現象なのか何か体に異常があるのか判断する事は難しいです。

愛犬に下記のような症状がある場合は、早めに動物病院に相談するようにしましょう。病院で原因を調べてもらい鼻水が出ている原因に沿った治療を行っていくことになるでしょう。

病院で診察を受けた方がよい鼻水

  • 慢性的に鼻水が出ている
  • 大量の鼻水が出ている
  • 黄色い鼻水を出している
  • 鼻水に血液が混ざっている
  • 粘り気があり、鼻が詰まっている

鼻水が出ており、元気がなく、食欲がなかったり、呼吸が辛そうな時も早めに動物病院を受診しましょう。

鼻水のふき取り

愛犬が鼻水を垂らしていたら、テッシュなどで軽くふいてあげましょう。鼻水に色がついていたり、粘り気があるかどうかなど鼻水の状態を確認する事ができます。鼻水が固まってしまっているときはぬるま湯で濡らしたタオルなどで鼻水をふやかし、取り除いてあげましょう。

犬の鼻水の予防

犬が鼻水を垂らしてしまう理由は生理現象によるものから病気が原因となる場合までさまざまです。生理現象で鼻水が出てしまうのは仕方がありませんが、体に異常を抱えている時は鼻水の状態が異なることが多いです。愛犬の日々の様子をこまめに確認しておくようにしましょう。

ウイルスや細菌などによる感染症にかかってしまった場合も症状として鼻水が出ることがあります。子犬の頃にかかりやすい病気もあり、重篤化してしまうこともある感染症もあるためワクチンでの予防を行ってあげるようにしましょう。

歯周病は、歯磨きなどのデンタルケアである程度予防できます。犬は歯周病になりやすいのでデンタルケアを習慣づけてしっかり行ってあげましょう。

また、どんな病気の予防にも、健康な体つくりが重要です。健康的な食事と運動が愛犬の強い体を作ります。また、ストレスの少ない環境で暮らすことも重要です。適度な運動やバランスのとれた食事、ストレスの少ない環境で病気に強い体づくりをすることが予防にとって大切なことです。

ペット保険で備えておくことも大切

犬の鼻水は体格や犬種に関係なく全ての犬が体験する事のある症状です。生理現象で鼻水が出てしまっているような気にしなくてよいものもあれば、病気が隠れている場合もあります。鼻水で愛犬の体の状態の異変を判断することは難しいですが、鼻水が長期間続いたり、出ている鼻水にいつもと違う様子があれば早めに動物病院を受診しましょう。治療は鼻水が出ている原因によって方法が異なります。

愛犬の病気でかかった医療費は、全額飼い主の自己負担です。鼻水の原因が大きな病気であった場合、医療費も高額になってしまう心配があります。手術を行うことになれば、数十万円の出費です。

このようなペットの医療費に備えられるのがペット保険です。動物も生き物ですから高齢になるほど病気になるリスクは高くなります。しかしながら、ペット保険には、加入条件があり、高齢期の犬は加入が難しいケースが多いです。ですから、ペットの医療費に備えるのであればペットが若く健康な時にペット保険の必要性について検討しておくことが大切です。

ペット保険とは…

ペット保険はペットが病気やケガで治療を受けた場合にかかった費用を限度額や一定割合の範囲で補償する保険です。一定の限度額以内であれば保険対象の治療費の100%を補償するというプランもありますが、多くのペット保険では治療の70%や50%を補償するという形になっています。また、ペット保険は基本補償である「通院補償」「入院補償」「手術補償」の組み合わせで選択し加入します。一般的にペット保険の保険料は掛け捨てで1年ごとの更新が必要です。

Copyright © 2024 ペット保険一括比較 All Rights Reserved.


Viewing all articles
Browse latest Browse all 77

Latest Images

Trending Articles





Latest Images